ひと(2) 司会・リポーター 後藤はるか きゃっとtimes No.2

元町の人は熱くて、いつも直球

 浦安市内で開催されるイベントの司会や、市の情報番組「こちら浦安情報局」のリポーターなどで活躍している。三社例大祭で初めて神輿を担いだのは2008年。宮神輿の大きさ、神社境内に集まった人々の熱気に驚いた。疲れているのに、興奮した心身が心地よくて眠れない感覚の3日間だった。「血が騒ぐってこういうことか!と。8年ぶりにあの感覚が味わえる」と待ちわびる。

 3歳から劇団に所属し、舞台やテレビドラマで子役として活動した。生活の拠点は新浦安で、旧漁師町の元町地区との「出会い」は、知人の勧めで19歳の時に参加した「ミス浦安コンテスト」(主催・浦安商工会議所青年部)だ。特別賞を受賞し、入賞者4人でご当地アイドル「Miss-U」を結成した。イベント出演など地元での活動は、同級生らに見られる恥ずかしさもあった。その意識を変えたのが、浦安を盛り上げようという青年部メンバーの「本気」だ。その思いに応えたいと必死で取り組んだ。グループの活動期間は約1年間だったが、その後もイベントのアシスタントや司会に呼ばれるようになった。

 それ以前は元町に行くこともほとんどなかった。古い街並みや、初めて聞く浦安弁が新鮮だった。ストレートな物言いで、飾りっ気のない人々の様子に「最初はちょっと怖かった」と笑う。だが、いつしかそれが居心地の良さに変わっていた。

 浦安での仕事を始めて20年近くになるが、それでも日々「新しい魅力を発見している」という。この浦安独特の良さを多くの人に伝えたいと思う。ただ、三社例大祭の3日間は別。「リポーターの仕事はしません」。祭り好きの「浦安っ子」の一人として、神輿を担ぐことに専念するつもりだ。

取材執筆 : 泉澤多美子